本年もお世話になりました。
皆様の変わらぬご支援に感謝いたします。
先ほど、「去年何書いたっけなあ俺」と思って昨年の大晦日の記事を読みかえしてみました。
「来年の早い内に本が出ます」みたいなことが書いてあったわけですが……あれ? まだ出てない……。
きっと来年こそ出ます。
出ますよね? (業務連絡)
今年は『後宮楽園球場』を書いて以降、何も書けませんでした。
一応、書く準備はしてあって、すでに臨戦態勢なのですが、まあ色々とあるわけです。
きっと来年こそは書きます。
書けますよね? (業務連絡)
デビューする前から、「教室でただひとり変な本を読んでいるような奴に届く本を書きたい」と思っていました。
そういう本を書いてきたつもりですが、まだ私の想定する読者に行きわたっていない気がします。
私もかつてはそうした人間でしたし、そのような孤独な時間の中で出会った本たちがいまの私を――こうしたどうでもいい自分語りを端折って一言でいいますと、もうすこし売れたいです。
教室でひとりだった人が他の教室の同じような人と「へえ、それ読んでんの?」みたいに私の本がきっかけで話をするようになる――というのが私の夢です。
そのためにはもうすこし売れないと駄目みたいです。
こういう話をすると「売上のために書きたくないもの書かされたりするんだろ? 汚いなさすがラノベ業界きたない」と思われるかもしれませんが、
いままでそんなことを強制されたことは一度もありません。
むしろ「えっ、これ書いていいのか!」と思うことがしばしばです(死亡フラグ)。
業界をあげて甘やかされて育っております。
来年も順調に育って、みなさんが「ワシが育てた」と胸を張れるようになりたいと思います。
どうぞ甘やかしのほどをよろしくお願いいたします。
改めまして本年もありがとうございました。
よいお年をお迎えください。