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1月24日。甲州街道歩き2日目。今日からは泊りがけでゴールまで行く。今日の宿は八王子に予約済み。
朝、家でのんびりしていたら芦花公園駅に着くのが遅れてしまった。10:40、歩き出す。
ザックは山と道 MINI。サコッシュも山と道のもの。前ポケットがトロピカルな柄の生地で、これを加えるだけでコーディネートがイカニモ系になる魅惑のアイテム。
今日の服装は昨日のそれにミドルレイヤーとして薄手のフリースジャケットを追加。2月の日光街道を歩いたときには、正午頃などかなり暑く、ウインドシェルを脱いでベースレイヤー1枚になったものだが、この日は結局最後までこのフリースを脱がなかった(そしてそれは旅の終わりまで続いた)。足元には、雪片が入るのを防ぐためにマウンテン・ハードウェアのセタ・ランニング・ゲイターを装着した。
天気はいいが、気温は低い。体感で0℃前後だろうか。昨日の反省を活かし、カイロをスマホといっしょにサコッシュのポケットに入れる。
商店街を抜けて甲州街道に復帰し、歩きだす。
歩道は凍結している部分が多くてけっこう怖い。
仙川近くで20号線と合流。
仙川一里塚跡。甲州街道には4つくらいしか一里塚が現存していない。
仙川を過ぎたあたりで分かれ道。瀧坂旧道を行く。
すぐ20号線に合流するのだが、まあ感じ感じ。
柴崎を過ぎ、野川を渡ったあたりで分岐。
これを左へ。
ここから道なりに延々歩く。このあたりは歩道が狭くて歩きにくい。そして早くも膝の裏が痛くなってきた。
コンビニに入って行動食を補給し、コロッケも買う。店先でコロッケを食べながらスマホをチェックしていると、本の推薦文を書く仕事が入っていた。ゲラをこの先泊まる宿に送ってもらおうかとも考えたが、紙の束を背負って歩くというのもぞっとしない。データでテクストを送ってもらったらスマホでも何とか読めそうだったので、この形で行くことにする。
谷保天満宮の前を通る。ここは大好きな神社で、境内にいつもいる鶏がこの雪の中で元気にしているかどうか気になったが、あまりペースがあがっていないのでパスして先を急ぐことにする。
さらに行って、日野橋交差点へ。ごちゃごちゃっとした交差点で、道としては直進でいいのだがちょっとわかりづらい。
この道標がある道を進む。
すこし行くと二股の道。
案内に従い、左折。
新奥多摩街道を渡り、何度か折れて多摩川の河原に出る。
この立日橋を渡る。
橋の上は風がクソ強く、途中で歩いていられなくなり、立ちどまってしまった。前を長い三つ編みの小学生が歩いていたので追いぬこうとしたら、こちらを挑むような目で見て歩を速める。ここは紳士的に先を譲り、彼女を風よけとして使いながら橋を渡りきる。
橋を渡ったら二股を右へ。
丁字路(新奥多摩街道入口交差点)で右折。
日野駅で線路の下をくぐる。女子大生がいっぱいいる。
線路沿いの坂をのぼっていく。
ここからまた道なりに進む。次第に寒さが堪えるようになってくる。トレッキングポールを握る手の保護用にノースフェイスの手袋(掌にパッドがついた、自転車用みたいなもの)をしていたが、雨用の手袋に変更(モンベルのOutdryレイングローブ。ライナーとしてモンベルのシャミースインナーグローブ)。ところが手がかじかんでいて、小指がレイングローブの裏地を押しこめず、着用できない。悪戦苦闘してなんとかはめる。この手袋セットだとスマホをいじるのがちょっとめんどくさい(レイングローブをはずさないといけない)。
スマホのバッテリーが寒さにやられないよう、中に着たフリースジャケットのポケットに入れる。カイロといっしょなのでぬくぬくだ。一方ご主人様は寒風にガタガタ身を震わせている。
このあたりで日は沈み、以後の写真はない。
道なりに行って、大和田町四丁目交差点を過ぎたあたりで左の脇道へ。20号線に合流するとすぐ大和田橋を渡る。
渡ってすぐ、大和田橋南詰交差点を右折。市立五中交差点の二股を左へ。丁字路にぶつかったら左折して、八王子駅入口東交差点で20号線と合流。
すこし行ったら今日の宿、八王子スカイホテルに着いた。甲州街道沿いにあって、値段が安いのがいいところ。Wi-Fiがこの旅で泊まったホテルの中で一番遅かった。
素泊まりなので食事を買いに行く。途中見かけた弁当屋に行こうと思ったが、めちゃくちゃ寒いので近くのコンビニへ。野菜が多そうなので、ビビンバ丼というのを買う。それと飲むヨーグルトと明日の朝食と行動食も。
膝の裏と土踏まずのアーチと太腿が痛くてやばい歩き方になる。
ホテルにもどって夕食。まったく食欲がない。疲れのせいもあるのだが、歩きながらつねに何かを食べているためでもあるだろう。むりやり腹に収める。
2日分の宿を予約する。明日は上野原までいく予定だが、そこには宿が一軒しかない。じゃらんで見たら予約不可だったが、電話してみたら予約できた。ただし喫煙室。
明後日泊まる大月の宿は、電話をかけたら彼女のお父さんが出ちゃったのかなってくらい不愛想なおっさんが出た。予約は取れた。
シャワーを浴び、ベッドに入って推薦文のための原稿を読む。
明日は小仏峠を越える。雪の具合が心配だ。
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